平成19年度市民活動支援センタ-事業


大阪府NPOと協働推進パワーアップ事業
市民活動リーダーのための人材セミナー

〜市民活動の組織運営と運営マネジメントをパワーアップ


講師

特定非営利活動法人コミュニティ・サポートセンター神戸
理事長
中村順子さん


@NPOや市民活動などの団体運営の要である「組織」「人材」にスポットをあて、
A組織運営の課題と組織内の役割分担を明確にし、
B団体運営の相談対応での現場の事例(CSK)も交えて、
解決のヒントを講演。

司会&コーディネーター
大阪狭山市市民活動支援センター 森隆夫
日時
平成20年1月19日(土)    13時30〜15時30分
場所
大阪狭山市役所南館 2F講堂
出席者 37名 (M29  F8) 申込後欠席6名


リーダーのための
NPO組織マネジメント

今日の参加者の皆さんは、NPOと何らかの形で関わりをも持っている筈。 NPOに対する期待や、どのように運営したらいいかなど、コミュニティサポート神戸(CSK)の事例を交えて共に考えたい。

ところで、昨日(平成20年1月18日)の国会開会冒頭の首相所信表明の中で、NPOによる活力ある地方創出への言及があった。

地域の防犯や子育て支援などに資するNPOの活動を、国が支援したいとの姿勢を垣間見る思いがする。 しかし日常のNPO活動態勢はそう楽なものでなく、更なる社会的位置づけが必要であろう。
NPOの社会的ミッション
何ゆえに私がこの活動にあるか?をまずお話する。
●1962年 高齢者在宅支援がうまれた。 新しい福祉への概念の導入である。
●1995年1月17日 阪神淡路大震災⇒このとき高齢者在宅支援は動けなかった。 そこで東灘ネットワークを2月2日にBig Issue創設者の佐野氏等と立ち上げた。 水汲み、仮設住宅、復興支援などであったが、供給過剰と失われたものへの充填にかかわるニーズと支援バランスの崩れをみた。
●1996年 埋める支援+残った力によるEmpowerment専門のCSKを立ち上げ、地域の必要なことを手伝うサポートセンターの形とした。 これが、私のミッションである。 



●1998年にNPO法が施行。それ以来数多くのNPOができたが、数はおおくても、力のあるNPOは少ないのが実情。
NPO組織運営のためのManagement Cycle

ここでNPOミッションの確認をしたい。

NPOの難しいところは、
  1.構成⇒人材
  2.運営の資金
である。
非営利市民セクターへの期待は大きい。従って必ず仕事は来る。
●人材構成 ⇒ボランティアがいること。
      三名以上の理事
      意思決定の部分に1/3以上の
      無報酬無給
      サービス部門にボランティア
●資金  ⇒受益者からの対価の支払いなし
      したがって支援者が必要
      助成金、寄付金、補助金、会費など。
●       成果の報告が必要
ここでCSK(コミュニティサポート神戸)の活動事例をスライドにて紹介したい。

くるくるプロジェクトの概要
あたふたクッキング
ほのぼの朝喫茶
保育ルームぴっぴ
くるくるバス
高齢者支援 トータルケアシステム
施設管理  ホール管理
JR住吉駅前駐輪場
都市と農村  まちと森の交流事業

関心あること、興味あることをしよう・・・
もっと世界が広がってくる・・・
  組織における役割分担と見直し


エンパワーメント サイクル
  Empowerment Cycle について説明する。



NPOの組織において異質の組み合わせがのぞましい。それは次の1.2.3の頂点。
1.リーダー     Risk 
2.マネジャー    企画力 提案力
3.コーディネーター地域調整力
             多様性 
異質とは、性別、年齢、異業種、外国人などの組み合わせで良質のNPOの組織となる。
 
皆さん、確信と信念をもって欲しい。

10年は継続してほしい。
10年経てば、道筋はできるし、協力者も出る。
Management は決して難しくない。

それをサポートするのがCenterの役目。
社会から期待されていますよ。

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配布資料
【資料1】
【資料2】
【資料3】




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