市民公益活動促進補助金

24年度申請発表会プレゼンテーション
市民活動支援センターにて実施

今回の申請には

チャレンジ部門  2団体
自立促進部門  7団体
計 9団体の応募がありました。

4月15日(日)に市役所南館2F講堂にて
各申請団体の公開Presentation後、
大阪狭山市市民公益活動促進委員会「協働事業評価部会」により、
総合評価を行いました。


チャレンジ部門(限度額10万円)と
自立促進部門(限度額50万円)

二本立て補助金制度です。


支援センターが申請のお手伝いをしました。



プログラム

9:30 開場 発表順の抽選
10:00 開会  あいさつ 審査員紹介 オリエンテーション

10:20~11:10
発表 I
チャレンジ部門  (2事業)
自立促進部門  (3事業)
11:10~11:20 休憩(10分間)
11:20~12:00 発表 II   自立促進部門 (4事業)
12:00~12:10 審査講評
12:20 閉会
開会
あいさつ
市民協働・生涯学習推進グループ
 

東 課長
 おはようございます。市民協働・生涯学習推進グループ課長の
東です。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 市民公益活動促進補助金は、公募制の補助金制度として平成16年度に創設し、補助金の財源jの一部は市民公益活動促進基金を充てております。この基金は、市民等から寄せられた寄付金と同額を、市も積み立てるマッチングギフト方式を採用し、当初、
市が積み立てた200万円でスタートしたこの基金制度も、平成22年度決算では約267万円の残額となっています。市民公益活動補助金制度は、平成20年度から市民公益活動の立ち上げを支援するため「チャレンジ部門」を新設し、新規事業に対する支援を強化しました。また、補助金からの自立を促すための「自立促進部門」も設置し、団体が補助金に依存しないで自立的に事業を展開していくため、補助を受けることができるのは、チャレンジ部門と通算して5年までという制度になっております。
 今年度はチャレンジ部門が2団体、自立促進部門が7団体から申請がございました。全申請団体の申請額が承認されないこともありますのでので、ご注意ください。
 
 みなさまには,補助金申請において、書類づくりや手続きなど、何かとごめんどうをお掛けしたとは思いますが、プレゼンテーションを始め、こうした書類作りなどの経験を通じて、公金活用の意義や寄付金へのご厚意に対する理解を深めていただきたいと思います。また、他の補助金申請や委託申請へのノウハウ作りをしていただいたり、自分たちの活動を多くの市民にアピールできる機会にもなっていますので、今日は皆様にとりまして、是非、実り多い一日にしていただきたいと願っています。
 
 最後になりましたが、本日の公開プレゼンテーションの運営など、市民公益活動補助金制度全般にわたりご支援ご協力いただいております市民活動支援センタースタッフの皆様、また、審査を担当していただきます「市民公益活動促進委員会 協働事業評価部j会」の皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。



24年度補助金申請団体発表

団体名 補助金申請事業
発表 I チャレンジ部門
大阪狭山市健康吹矢サークル

 事業名「健康吹矢の普及活動と市民
  大会の開催」

1.総事業費     297,600 円  
  補助金申請額  100,000 円
2.交付決定額   100,000 円
3.事業目的 ・内容
・少子高齢社会が進展し、市内に多くの高齢者がいます。高齢者や多少障がいがある人たちでも、外に出て多くの人達と触れ合うことが健康の維持に大変役立ちます。
・最近特に、吹き矢の効能が認識され、自律神経の強化、脳の活性化、集中力および持久力の向上、心拍機能の強化など、特に高齢者の健康増進に役立ちます。
①高齢者施設での吹矢競技の実施②地区会館での吹き矢競技の開催③「健康吹矢サークル」での公開参加の奨励④健康吹矢に関する講習会の実施⑤市民吹矢大会の実施 他
仮称)大阪狭山市
観光ボランテイアの会

  事業名「市内の着地型観光物件の調査、発掘、および発信」」

1.総事業費       286,000 円  
  補助金申請額    100,000 円
2.交付決定額    100,000 円
3. 事業目的 ・内容
・究極の目的 大阪狭山市への観光客の誘致 ①観光に資する市内の名所旧跡、文化財、名産物、飲食料理店、産業を調査、発掘し、狭山市民並びに狭山隣接の市民に広報、発信する②今年度は学習、研修などに活動の比重を置き、周辺3市の観光事業やボランテイアの活動に積極的に参加し、観光ボランテイアのあるべき姿を追い求める③学習、研修の一助として市内外の観光に関わる有識者を招き、講演会、研修会を実施④狭山池まつりに刊行会でブースをだし、市内外にこの刊行ボランテイアの活動をPR⑤狭山池まつりで周辺3市と連携して高野山開創1200記念イベントをPR⑥調査発掘した観光資源を開設月の観光マップにまとめ、市内外の観光客に配布他
   自立促進部門
三津屋川を美しくする会



事業名「三津屋川の美化・愛護事業」

1.総事業費    331,000 円  
  補助金申請額 155,000 円
2.交付決定額  155,000 円
3.事業目的 ・内容
 三津屋川は生活ゴミの流入と不法投棄によるゴミが年間を通じて認められ環境が低下する。また、川原に丈高の外来種植物が夏季に繁茂し水面を覆い、これが立ち枯れする秋季・冬季は河川景観が著しく損なわれる。これらを改善するために、美化・愛護活動により河川環境を向上し、地区の景観を保全することにより、地域住民のやすらぎと環境意識の啓発に資す。同時に下流の狭山池へのゴミ流入を減量し、同池の環境並びに水質の保全に寄与する。
①年3回の定期大清掃②協力団体による大清掃③月1回のグループ清掃④単独小清掃④三津屋川の将来構想の立案他 
大阪狭山小学校
英語活動支援の会


 
 事業名 「ふれあいの里」英語キャンプ

1.総事業費       220,000 円  
  補助金申請額    100,000 円
2. 交付決定額    100,000 円
3.事業目的 ・内容
 英語活動の授業が本格実施されるに当たり、昨年に実施した「ふれあいの里 英語キャンプ」の経験を生かして、生活場面で英語を使うことに楽しさを知る。
 4年生児童には、英語を話す楽しさの雰囲気を味わってもらう。5年生・6年生児童には、学校の英語活動で学んだことを一つでもいいから実際に生活場面で使って、コミュニケーションの楽しさをを味あわせる。
①英語での自己紹介、ゲーム英語体操を通じて英語に慣れ親しむ②自然の中で生活しながら、環境プログラムにのっとり名札やバ-ドコール用具をつくる③外国人の参加を得て、より一層国際的な雰囲気を作り、外国人との共同生活を通して、英語でコミュニケーションをしようとする態度をつくる機会とする④キャンプファイヤーを行い、歌やダンスをしながら、英語キャンプをより豊かなものにする 他
NPO法人池尻地域振興会

 事業名「協働のまちづくり事業」

1.総事業費      824,000 円
  補助金申請額   250,000 円
2.交付決定額    250,000 円
3.事業目的 ・内容
 地域をはじめとする大阪狭山市に居住する住民に対して暮らし全般に関する事業を行い、地域福祉の向上に寄与することを目的とする。
①地域活性化事業 地域活性化に関するセミナーの開催、地域が実施する夏・秋祭りなどの各種行事の運営②高齢化対策支援事業 ワンコイン喫茶サロン開催し高齢者の居場所として交流と新鮮野菜の朝市の開催③バザーなどの物品販売 地域活性化、明日の地域を担う人材育成、地域に活気を取り戻す仕組みづくりの実施・バザーの開催・餅つき・マグロ解体即売ショウ他
発表Ⅱ   
NPO法人
青少年文武育成会



  事業名「武道交流祭 in SAYAMA」

1.総事業費     488,000 円  
  補助金申請額  235,000 円
2.交付決定額   235,000円
3.事業目的 ・内容
 ①「武道交流祭」の開催は、新たな地域コミュニテイの創造や文化と歴史・伝統の振興をめざし、武道を通じて市民がこころひとつになるイベントとして、地域の青少年の健全育成に貢献する。②私たちの誇りであり日本の文化でもある「武道」を一挙に公開し、多くの方々に知っていただくとともに、会場での市民参加の武道体験を通じ、直接、理解を深めていただく場とする。③今年から中学校において武道の教育が必須科目となる機会に、「武道交流祭」を開催することで、武道の精神である礼儀・礼節・作法はもちろん・「相手を尊び自らを律する心」、そんな日本人の精神ともいえる武道を、未来を担う次の世代の青少年に、正しく受け継いでいけるようにしたい。 
 特定非営利活動法人
ワークレッシュ



 事業名「さやま夢現塾プロジェクト」

1.総事業費       500,000 円  
  補助金申請額    250,000 円
2.交付決定額    250,000 円
3.事業目的 ・内容
 大阪狭山市内の若者世代を中心にした、地域の塾づくりを通じて、地域の人々とのかかわりとつながりを持ち、自分たちが育ち暮らしてきた地域の課題に取り組んでいく。その人材育成と環境づくりを目指して、新しいコミュニテイの場を自ら開拓しながら、多様な地域の人材・資源を活かし、地域のつながりと賑わいを回復していく。
具体的には、おおむね以下のようなテーマを想定しての講座やイベント、実習の実践を期待している
①地域とのかかわりが薄くなりがちな若者世代からの問題提起
②企画力、問題解決能力、実行力をつける③文章表現やプレゼンテーションの力を磨く④地域や大人たちの様々な仕事を知る、体験する⑤自分や仲間の持ち味を生かして連携・協力する⑥地域の人に、自分たちの思いやしたいことを発表する 他

大阪狭山市
アレルギー・アトピーサークル
「スマイル・スマイル」 
 



 事業名「親育ち・子育て企画」

1.総事業費      459,580 円  
  補助金申請額    165,000 円
2.交付決定額    165,000円
3.事業目的 ・内容
・孤立させない
・みんなでアレルギー・アトピーを治す
・乳児の食物アレルギーの重症化を防ぐ
・ガイドラインに沿った正しい治療がわかる
・不安や疑問を解消できる
・親子が安心して一緒に遊び、継続して自宅でも楽しめる
・調理体験の共有・工夫を通し、毎日の食事を楽しく過ごすための親j子支援
・親を元気に!笑顔に!する
上記事業目的に関わる具体的な事業
◎実施予定講座多数
◎実施予定講習会多数
◎研究会への参加
◎あそびうtらコンサートなど
 大阪ムーブメント教育研究会

 事業名「いきいきムーブメント教室」

1.総事業費      200,000 円  
  補助金申請額   100,000 円
2.交付決定額   100,000円
3.事業目的 ・内容
 ムーブメント教育・療法の理論に基づき、タオル、スカーフやカラーロープ、パラシュートなどの遊具と音楽を融合し、軽運動をとおして、高齢者の健康づくり、より豊かな生活づくりを支援する。
 また、参加者同士の交流を豊かにし、活動場面においてもより主体的に参加、社会参加への意欲の向上を目的とする。
◎日本ムーブメント教育・療育協会が中心となり1か月1度の高齢者を対象にしたいきいきシルバームーブメント教室を企画
毎回90分間、音楽と計運動で介護予防をめざしたプログラムの実施
協働事業評価部会長 審査講評


審査講評
市民公益活動促進委員会
溝手 部会長
 

 皆さま、お疲れ様でした。
 いずれの団体も大変よく準備されたプレゼンテーションを拝見することができ、うれしく思っています。
ありがとうございました。
 全体を見させていただいて今感じていることや、これから皆様が1年間活動され、さらに活動を発展させていく上でのアドバイスを申し上げたいと思います。
 大阪狭山市の市民協働のスタイルは、「新しい公共の形」という表現を使っておられると思うのですが、まちづくりのスタイルとしては新しいやり方だと思います。どこが新しいかといいますと、そこに暮らしている人が中心で行われるまちづくりの取り組みだという点です。自治体は側面から支援する役割に徹し、市民が主体となって活性化させていくまちづくりのスタイルをとっているということなのです。皆さんは、自分たちが住んでいるこのまちが、そこに行って暮らしたくなるような、心地よい空間をデザインするという気持ちで取り組んでおられると思います。もう少し厳しい言い方をしますと、市民が自分で責任をとって、まちの未来を築いていくという意識をもつことでもあります。このことを、大阪狭山市の市民の皆さんは合意されているのだと感じます。
 その前提の中で、皆さんが個々の場面、場面で事業を展開されていくときに、お願いしたいことが2点あります。
 1点目は、「事業の公共性」です。まちづくりをチームで行ってください。今日、それぞれの団体の皆さんが、活動の担い手として出てきてくださいました。それぞれの活動がどのようにこのまちに役立つのかとことを訴える熱意は十分に感じられましたが、この熱意をどれだけ他の市民に波及させていくかが、今後の鍵となってくると思います。
 多くの市民のアイデアを取り入れていただきたいと思います。多くのアイデアを吸い上げて、ブレインストーミングを繰り返して合意を形成していただきたい。それをするこによって、結果的により多くの人が事業に関わることになると思うのです。
 事業を展開するには、「ヒト・モノ・カネ」がいるわけですが、それらを担保し、リスクを分散させることができるという利点がでてくると思います。今日、プレゼントされた皆さんから、さらに輪を広げた市民チームによるまちづくり事業を展開していただきたいと思います。
 次に、「事業性」です。これは、具体性が1番だと思います。1つ1つの企画や行事をしっかり具体的に企画していただきたいと思います。そして、それを事業展開した後で、検証していただきたいと思います。自分たちで自己点検していただきたいと思います。
 事業をしっかり企画・プラニングして、その結果を評価するということを繰り返しておこなうと、事業自体の質が向上し、問題点も明らかになってきます。明らかになった問題手を是正していくと、さらに質が上がっていきます。事業の質の向上を、活動の中で確認していただきたいと思います。

 いま申しました「公共性」と「事業性」をしっかり考えながら、事業を展開していただきたいと思います。
「このまちが抱えている課題を解決するために」とよくいわれますが、マイナスがあるかのような、ネガテイブな意味でとらえるのではなく、「大阪狭山市は、こんなにいいところがある。こんないいところだから、このような活動ができるのだ」というポジテイブな意識をもって活動を続けていただきたいと思います。
  本日は、本当にお疲れ様でした。 
 



大阪狭山市市民活動支援センター