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いざという時・・・お世話するときされるとき

26年度 車椅子の使い方 基礎講座

視線レベルは140cmの高さに

主催 大阪狭山市ボランティアグループ連絡会 
(養成講座小委員会)

    共催 大阪狭山市社会福祉協議会        

平成26年10月2日(木)  午前10時~12時  午後1時30分~3時30分

講座会場 福祉センターさつき荘 スポーツ室


車いすの正しい使い方って、わかるようでわからないもの・・・
誰にでも使えるからこそ、不測の事故も起こりやす。
一度、きちんと学んでおこう。

このような趣旨で毎年開催の車いすの使い方基礎講座


    大阪狭山市ボランティアグループが主催

  本日の講師

大阪介護福祉会の前田 元気さん(左)と仲 悟さん(右) です。

現在、大阪平野区の訪問介護施設に勤務されているそうです。
仲さんとは別の施設に勤務されていますが、どちらも事業所のサービス提供責任者として勤務されています。
 車椅子とは・・・

身体の機能障害により、歩行困難となった者の移動に使われる福祉用具のこと。
道路交通法では歩行者と定義づけられています。
 
  手動車椅子には、自走用と介助用があります。

標準型、座位変換型、その他スポーツ型、特殊型などがありますが、主に標準、と座位変換型になります。
その中で、ひざ掛け部の高さ調節ができる物や座シート、背もたれ部の調整ができる物もあります。
購入もできますがレンタルがおすすめです。
車椅子の各部位の名称・機能の説明
特に足踏みパッド、ブレーキ、タイヤの空気圧、車椅子の重心のかけ方など基礎を丁寧に解説。
タイヤについては近年、チューブレスタイアが主流になっているとのこと。

安全のため、障害者の身になって細部の点検が必要に思われる。

 
 
  移乗方法

①対象者の健側(元気な方)に対し、10~2   0度の角度に車椅子を置く。
②対象者をやや浅く腰掛けて、足を引き立ち
  上がり易い姿勢を作る。
③対象者を前傾姿勢にし、お互いの重心を近  付けてゆっくり立ち上がる。
④車椅子の方に方向転換し、お尻を突き出す  ようにシートに座る。
⑤座位の安定を確認し足をのせる。
利用者・介護者に分かれて外に出て、体験学習を・・・

その際、利用者役の人は押されるスピードや視線の変化などを体験しよう。

介護者役は段差などをどのようにすれば安全に移動出来るかを体験してみましょう。
 
   車椅子の安全な使い方は”ゆっくり確実に”が基本。

①上り下りに関係なく、いざというときのため   介護者はすぐにブレーキをにぎれるように   する。
②下りの際は、重心が前にきて前傾に倒れる恐れがあるので、後ろを確認しながら後ろ向きに下る。
 階段や段差の場合
①1つの段差の場合はティッピングレバー  を踏み、前輪を上げ上段にかけてから  上がる。
②みぞなどがある場合も段差を登る時と同 様に前輪がみぞに入らないように注意し ましょう。(後輪から進むと安全です)
③階段の場合は周囲の人に協力を求め、 みんなで行う。
 



 まとめ
室内と室外では乗っている人の体感がちがう
車椅子はあくまでも移動手段であり、長時間は腰が辛くなる
 
 ☆きちんとした座位が保てなければ、すぐに腰が辛くなる
  ☆最近は車椅子用のクッションや雨具などもあり、車椅子利用者が長    距離移動もしやすくなっている